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2010年5月31日 その2 4時の約束




胡麻


小屋に戻る途中のおじさんが、やっと私に気が付いてくれた。

 こんにちは

 やぁ、元気だった?

 ご無沙汰しました
 これ、どうぞ

 何?

 おやつに召しあがってください
 今朝、急いで電車に乗ったから
 こっちに着いてから買ったおせんべいです
 
 今日、来たの? 
 そうか、今日だったんだ

おうかがいすることは電話で連絡済みだったのだが、
行き違いがあったことがわかった。
おじさんのほうでは、私が来るのは昨日だと思っていたそうだ。

 だから、家に置いて来ちゃったよ

今回は、山椒の苗をいただくことになっていた。
毎年おじさんの畑の山椒の芽で、おじさんに教わった作り方で
山椒の佃煮を作っている。
(昨年の山椒 4月11日)
今年から、それができないので
自分の家の庭に山椒を植えようと思ったのだ。
それなら、近くの苗木屋さんやホームセンターで買うのではなく、
おじさんのところの山椒が欲しい。

前回、4月におじさんのところに寄ったとき、畑ではお目にかかれなかった。
(ブログには更新できなかったが)帰り道の途中にご自宅に寄ったら、
おじさんとおばさんが、御自宅の1階の土間で、里芋を選別して磨く作業をしていた。
そのときに、山椒の話をしたら、探しておくよと言ってくれたのだった。

そのあと、しばらくしておじさんから

 山椒
 ちょうど良さそうなの、あったから
 鉢にあげておいたから、いつでもとりにくるといいよ
 電車で運べるくらいの大きさだから

と、お電話をいただいた。

やっと畑に行ける日程が決まり、連絡した。
お昼、おじさんが家に戻っている時間帯に、と思って電話をした。
取り次ぎにちょっと時間がかかった。
家の中ではなく、ちょうど出かけるところだったのか、庭にいたのか、
外だったので言葉が聞き取りにくかったようだ。

 今日は何時まで大丈夫?

 5時頃には、駅に行きたいんです
 駅に行く途中におじさんのところに寄らせてもらうようにしてもいいですか?

おじさんは5時に畑の仕事を終わって家に帰る。

 だって、それじゃあ、駅に5時までに着けないだろ

 電車の切符も指定じゃないし、ちょっとくらい遅れても大丈夫です

 いいよ、今から、家に行って持ってくるよ


山椒の苗


畑は山の上。
おじさんの家は山の下。
徒歩で下るなら近いが、車だとちょっと大回りになる。
まぁ、時間的にはほとんど変わらないだろうが。
おじさんが戻るまで、畑の中を見て回った。

車が戻ってきたので、私も小屋のほうに戻る。

 ほら、これ
 あと、空豆、持って行くといい
 昨日採ったから、ちょっと黒くなってるけど

あぁ、
今年は空豆だってあきらめていたのに。
双子のような2本の山椒の苗。

小屋から空豆と一緒に出してきてくれた手提げ袋
そこに山椒の苗2本と、
植木鉢の隙間に、ビニール袋いっぱいの空豆を入れる。

 まだあった
 運ぶとき、ひっかくといけないからな

山椒のトゲを、はさみで切り取ってくれた。

 子どもは元気?

 とても
 最近、ものすごい食欲です
 いつもお腹すかせてるみたい 
 背も伸びました
 
 ハハハ、そりゃあいいや
 よろしく言って

 また今度、一緒に来ます
 今日はありがとうございました
 慌ただしくってすみません

 じゃあ、またな

 また連絡します


小屋入り口





双子の山椒は、まだ鉢植えのまま。
どこの場所に植えたらいいか、考え中。


山椒の苗




*「畑の日記」が、本になりました。

表紙

タイトルは 『おじさんの畑は、今日もにぎやか。』

2006年6月に始まり、2009年に至るまでの日記から選んだ記事を
1冊にまとめました。240ページ。うち、ほぼ半分はカラーページです。

PHPエディターズ・グループから発売。定価1600円(税別)。
本が、より多くの皆さんに届いて欲しいと願っています。
ご覧いただいての感想をいただけると幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。














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